春節が明けた北京の現状!ゴーストタウン化?コロナウイルスは蔓延している?北京現地の情報を発信します
こんにちは、このめです。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。体調管理には気をつけていらっしゃいますか。
(まえがき)
本記事は中国政府を擁護するものでも批判するものでもありません。また、政治的・宗教的な意見を発信を目的とするものでもありません。本記事は私たちが見た北京の現状を直接発信することが目的ですが、個人的意見が含まれてしまうことには予めご理解いただきますようお願いいたします。
日に日にコロナウイルスによる新型肺炎の驚異が増し、日本でも大きなニュースとして取り上げられています。
少し検索しただけでも数多くの記事がヒットしました。
また、日本経済新聞のWebサイトには「コロナウイルス感染マップ」というページも上がっています。
非常に有益な情報だと思われますので、興味や関心のある方は是非チェックされた方が良いと思います。
さて、タイトルにもある通り、本記事では北京の現状を伝えていくわけですが、結論からいうと北京はゴーストタウン化していませんし、コロナウイルスが蔓延してしているかどうかは私個人では判断が付きません。
ここでは、私と友人たちの目から見た北京の現状をそのまま伝えられればと思います。この点を予め理解していただけるようお願いします。(ここにアップロードしている写真はすべて友人によるもので、春節明けの2月某日に撮影されたものです。また、本記事での春節とは春節休みのことを指します。)
北京の現状
北京はゴーストタウン化していない
まず、北京はゴーストタウン化していないという事実について、伝えていきます。
ただし、通常と比べて人が圧倒的に少ないことは確かです。
現在、北京市内ではバスが通り、車も走っていないわけではありません。北京の街を歩いていても、狭い路地などに入らない限り、必ずどこかに人影が見えます。しかし、どんな人でも必ずマスクを着用しています。これは、どこか建物に入る際にはマスクの着用が必要になるからです。
北京大学前の様子
現在、北京大学には原則立ち入りができません。
この写真には、警備員の他に北京大学の様子をうかがう人影が写っています。(どうやら中に入りたかったものの、許可が降りなかったため渋々外から覗いていただけのようです。)
北京大学構内の様子
北京大学構内にはほとんど人気がありません。また現在、学生を含め、北京大学には立ち入りができなくなっています。
北京大学付近の大通りの様子
殺風景ですが、ちらほらと車が行き交っており、人影もほんの少し見かけられます。
バスが結構走っており、乗客も2~3人程いるようです。
地下鉄駅構内の様子
地下鉄は現在も運行していますが、乗客はほとんどいません。係員と清掃の方くらいです。
密閉空間ということもあり、感染しないためにも皆利用を避けているのでしょう。
入口はこのような感じになっています。時折予防を促すアナウンスが流れます。
ここまで来ると、人もおらず常に殺菌消毒を続けている状態なので、むしろ安全なのではないかと錯覚してしまいます。
他の大通りの様子
写真には写っていませんが、車やバスがちらほら走っています。
木に春節の飾り付けがしてありますね。
シェアサイクルが雪に埋もれていて、寂しさを感じさせます。
例年との比較
春節
春節に入った際、「北京はゴーストタウン化した」という記事が出たと耳にしました。
はっきり言って、これは「ほとんどフェイクニュース」です。
なぜなら、春節の北京は毎年人がほとんどいなくなるからです。
北京に人がいないという状況を見て、例年との比較もせずむやみに「ゴーストタウン化」と表現するのは如何なものかと思います。毎年そうなるのであれば、コロナウイルスの発生を見て、今年だけその原因が特別なところにあるするのは、かなり見誤った考え方だと思います。
かなり極論となりますが、仮に東京で新型ウイルスが流行したとして、夜間の渋谷の写真とともに「渋谷から人が消えた!」などと表現されれば、誰もがおかしいと感じるはずです。
春節明け
今年の春節は1月24日から1月30日まででした。
したがって、本来であれば2月に入れば人が戻って来て、北京はたちまち元のように活気づくはずです。
しかし、緊急事態ということもあり、中国政府(中国国務院)は春節休みを2月2日まで延期すると発表、その後も省によって異なりますが再度延長しています。(北京は2月9日まで実質的に再度延期しました。)
この記事に上げられた写真や動画は2月9日以前のものですが、現在も人の数はそれほど多くなく、ここに上げられた写真や動画とほとんど変わらない状況です。
北京では、他の省から北京に入ることに対して現在制限をかけており(帰宅後14日間外出禁止など)、恐らくこの影響が大きいのかと思われます。
もっとも、町中に人が溢れてしまうと、それこそパンデミックを引き起こしかねないため、北京大学の学生や、外国人留学生の中には「仕方ない」という声が多数あるようです。
感染源について
感染源はコウモリという記事について
まず、99.99%以上の中国人はコウモリを食べません。コウモリを食すことに関して、中国人は日本人と全く同じ見方をしています。コウモリ料理などは北京はもちろん、中国全土で見ても極めて稀だと思います。
最後に
ある日、こんなツイートを拝見しました。
調べて初めて知りましたが、「場所は違えど、自然の事物は同じ天の下で繋がっている。」という意味だそうです。
北京を含め、中国は歴史的に大きな局面を迎えています。
生まれも育ちも違うかもしれませんが、心に国境はありません。
今、自分にできることは何か。
何もできないとしても、せめて心だけは寄り添っていたいと思います。
武汉加油!中国加油!
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