【詰将棋】長手数27手詰め!これが解けたら上級者!このチャンスを逃せば即負けの極限状態から勝つ一手とは【将棋】【詰将棋001】

将棋,詰め将棋

こんにちは、このめです!

今回は「詰め将棋」と題して、私の実戦(将棋ウォーズ友達対局より)で出てきた局面をソフトを使って解析していきます。
(自分で考えてみたい方は下にスクロールせず、上の画像から考えてみてください。)
【使用ソフト:Kristallweizen TOURNAMENT 及び SeoTsume 1.2】

詰め将棋

問題の局面

こちらが問題の局面になります。
パッと見て、後手側の攻めがかなり途切れているように思われます。

局面を捉えてみる

後手の攻め駒は、盤上に8四龍、7八金、6九銀、持駒に銀と歩が2枚、さらに質駒に8九桂があります。
対する先手は攻め駒が豊富で、後手玉に必至をかけている状態です。一例として△7一銀と受けた場合を以下で見てみましょう。

このように後手玉には受けがありませんので、この局面で先手玉を詰まさなければならないようです。
ちなみに、ソフトによると正解の一手以外を選んだ場合、後手が負けとなるようです。(必至がかかっており、確実に詰まさなければならないため、必然的に選ぶべき手が限られる。)

解けましたでしょうか?
以下で答えを見ていきたいと思います。

解答

ソフト最善手は「8八銀打」!

8八銀打自体は誰でも考えられる手だと思いますが、問題はその先。
実は実戦の対局でも私は8八銀と打ち、▲9八玉△8九銀▲9七玉まで行って、「これは桂馬打っても詰まないな」と諦め、投了してしまいました。(もう少し粘っていれば!)

実際は8五桂から7七桂の空き王手の筋があり、正確に指していればこちらが勝っていたようです。

振り返って

終盤の形勢判断は難しいときはかなり難しく、今回の詰め将棋のように、特定の1手以外を選択すると負けとなる場合が少なくありません。

今回の場合は、自玉の安全度合い(必至)や、自分の攻め駒や質駒、相手の守り駒、相手玉がどれだけ狭いかなどなど、詰め将棋としては考えるべきことが多かったものの、実戦的には「この一手以外では確実に負ける」という手を指していけば、27手詰めとまでは行かずとも、十数手詰めにまでなるはずです。

どの手が良いかも重要ですが、どの手が明らかに良くないか、という点から将棋を指すことも身につけていかなければならないのかなと振り返って反省しながら思う次第です。

今回はここまで。強くなるためにもっと頑張りたいと思います。

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