【実戦002】左美濃囲いvs雁木囲い【左美濃囲い】【雁木囲い】

2020年3月1日将棋,将棋実戦

こんにちは、このめです!

今回は実戦ということで、自分の指した棋譜(将棋倶楽部24より)を使って、簡単に自分なりの復習をしていきます。
【使用ソフト:Kristallweizen TOURNAMENT】

ソフト検討

本譜

以下が今回私の指した棋譜となります。(私が後手番です。)

ハイライトは77手目。後手が7八玉と指した局面です。
この局面、実は次にある1手以外を選択すると、すべて先手が優勢となります。

本譜では7七金打としましたが、これはソフトによると悪手。手が続かず、相手の駒も豊富ですので、劣勢となってしまいました。

みなさんも少し考えてみてください。

凡人の私には一瞬も考えられなかった手です。
わかるでしょうか。

ソフト最善手は6五銀。
これ以外の手では先手に900点以上振れるのに対して、6五銀は後手400~500点ほど。

ソフト最善手(78手目)

78手目に6五銀として、その後の先手の応対を検討していくことで、この手がどういう意味を持つのかを検証していきます。

▲同香

まずは、私のような初心者が考えそうな同香から。

香車が退くことでちょうど通った角の利きと桂馬を活かし、△7七角成▲6九玉△6八金打の3手詰となります。

このような頓死は流石に時間に追われない限りそれほどないと思いますが、私程度の棋力(アマ10級)では十分考えられますので一応載せておきます。

▲8七歩打

あくまで一例(ソフト最善手を並べただけ)ですが、7七の地点をうまく狙っていき、玉を引きずり出すことで、後手は攻めを繋げることができる模様です。この例の進行の98手目では、飛車取りをかけていたり、3九に銀が割り打てそうであったりと、後手がやや指しやすく有利となるようです。

結論としては、7七の地点から桂馬や角の力で突破できそうであると判断し、迷わず攻めていく必要があったということでしょうか。
どうにも香車に銀をぶつけていくのには抵抗がありますが、多くの情報を正確に捉え、総合的に判断する能力が足りなかったようです。

ソフト最善手(46手目)

難しかったためあまり触れませんが、46手目の最善手についても少し見ていきます。

ソフトによると、46手目で7七角打とした方が良かったようです。ただし、この例のように力戦となる可能性が高く、一歩間違えればすぐに負けてしまうため、まだまだ実力の乏しいうちは避けた方が良さそうです。。

評価値(本譜)

本譜の評価値はこんな感じでした。

本譜の評価値

79手目の好手が見つからず悪手を放ってしまったため、評価値が一気に先手に振れていることがわかります。
結果的にこれが決め手となり、今回も負けてしまいました。

一致率

ちなみに、こちらがソフトとの一致率です。

一致率 先手 49% = 25/51 後手 38% = 19/50

全体的に悪手はそこまで多くないものの、最善手を次善手を合わせた一致率が38%と、そこまで高くない結果となってしまいました。
実戦なので必ずしも一致率が高ければ良いというわけではありませんが、より良い手を指すための目安としては38%では低いため、まだまだ努力が必要だと痛感しました。

今回はここまで。強くなるためにもっと頑張りたいと思います。

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