【次の一手問題】難解な中盤で現れた美しき5手1組の絶妙手!これが解けたら上級者!【将棋】【次の一手001】

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こんにちは、このめです!

今回は「次の一手問題」!私の実戦(将棋倶楽部24より)で出てきた局面をソフトを使って解析していきます。
(自分で考えてみたい方は下にスクロールせず、上の画像から考えてみてください。)
【使用ソフト:Kristallweizen NNUE 4.83】

ソフト検討

本譜

こちらの棋譜から一部を抜粋してソフト検討していきます。
棋譜全体の解析結果は最後に置いておきます。

問題の局面

こちらが問題の局面になります。
一見すると先手の攻めが切れかかっているように感じられますが、実は継続手があります!

先手の攻め駒を見ると盤上には馬と角、持駒に金銀桂が1枚ずつあります。
対する後手は持駒はないものの、盤上に金銀2枚ずつと飛車1枚が玉を守っています。

後手側の2枚の飛車と1枚の銀が先手玉に迫っており、馬取りもかかっているため、もたもたしていると一気に先手が劣勢に立たされそうな局面ですが、実はソフトによれば、5手1組のある絶妙手以外を選択すると後手側が勝勢となってしまうようです。
以下で見ていきましょう。

ソフト最善手

ソフト最善手は「7二馬」!

おそらく6四桂打という手が見えた方は多いかもしれませんが、8三銀と馬を外されてしまい手が続きません。

そこで逆転の発想として7二馬とすることで、6四桂打を更に厳しくし、さらにこれに対して6一玉以外がちゃっかり詰み筋となっているため、先手の手が続くようになります。

▲7三馬△同玉▲6四桂△6一玉▲7二銀は5手1組
△5一玉▲6一金打△4二玉と続きますが、その後の▲5二桂成△同玉▲6二金は3手1組となります。

ここまで来れば後手は4筋の飛車が攻めに使えなくなり、先手の攻め駒・持ち駒も豊富ですので一安心です。

本サイトの将棋盤は動かせるようになっていますので、将棋盤の下に表示されているコメントも参照しながら自分で動かして確認してみてください!

評価値(本譜)

棋譜(解析結果コメント付き)

こちらは本譜のソフト解析結果を棋譜コメント欄に付与したものになります。
興味のある方はぜひご覧になってください。

評価値グラフ

本譜の評価値はこんな感じでした。

本譜の評価値

序盤でかなりチャンスが来ていたにもかかわらず、逃してしまっているのはかなりもったいなかったです。
終盤に一瞬生まれた好機は今回紹介した5手1組の問題。何事もチャンスは逃さないようにしたいものです。

一致率

こちらがソフトとの一致率です。

一致率 先手 26% = 12/45 後手 37% = 17/45

一致率はあまり高くありませんでした。
今回は序中盤で形勢を悪くしたのが良くなかったようで、しっかりと形勢判断ができ、序盤から中盤にかけて相手の攻めをしのげていれば結果は変わったかもしれません。一致率に棋力不足が如実に現れています。

今回はここまで。強くなるためにもっと頑張りたいと思います。

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